作られたクラスは継承するという手法があります。
これは作ったクラスを拡張して使うという事です。実際に書いてみます。

<?php
class クラス名 extends 親クラス名
{ ・・・
}
?>


クラスの後にextends という文字を使います。
継承すると元のクラスのフィールド(メンバ)が全て引き継がれます。
ただしprivateの修飾子は引き継がれません。
継承先でも使う場合はprotectedという修飾子を使います。
これで、継承先のクラスのみ使えます。
コードを書いてみます。

<?php
class Product
{
protected $name;// 商品名
protected $price;// 価格
// コンストラクタ
public function __construct($name,$price)
{
$this->name = $name;
$this->price = $price;
}
public function getName() {return $this->name; }// 価格を取得
public function getPrice() {return $this->price; }// 価格を取得
public function setPrice($price){ $this->price = $price; }// 価格を設定
}
class WariProduct extends Product
{
private $waribiki; //割引率
public function setWari($waribiki){$this->waribiki = $waribiki;}
public function getWari(){ return $this->waribiki; }
}
$test = new WariProduct("スパナ","1000");
echo $test->getName();
$test->setWari(20);
echo $test->getName()."は、割引率".$test->getWari().'%です。';
?>


スパナスパナは、割引率20%です。
上記のコードでは継承させたWariProductに割引率を入れています。
なぜこのような事をするのかというと、”同じ処理は二度書かない”とう概念に基づきます。
共通部分は流用させていくのが基本です。
これはカプセル化と合わせて書いていくのが基本となります。